住宅ごとに異なる相場
・必要なのは、建物代、土地代、諸費用
住宅購入にかかるお金は建物、土地、諸費用の3つに分類されます。
建物は建売住宅なら最初から決まっていますし、注文住宅ならメーカーや仕様により変わってきます。
土地は立地や広さにより異なります。
諸費用はローン手数料などで、予算全体から見たら小さな金額ですが、100万円を超える場合もあるので、予算の配分を考える際には注意が必要です。
まず、建物の相場を考えます。
建物の価格は床面積の広さと各住宅メーカーの差によるところが大きいです。
「坪単価〇〇万円」と表されるので、気になる会社間で見比べてみてください。
例えば、ローコスト系メーカーだと1棟1000万円を切る価格で販売されています。
多いのはAタイプ、Bタイプなど、ある程度パターン化されたセミオーダーの住宅ですね。
地域の工務店は一般的な広さの住宅だと1500万〜2500万円で、次に挙げる大手住宅メーカーよりは安い傾向がありますが、最新の設備やデザイン、技術を十分に反映し切れているかといえば、どうしても見劣りしがちです。
・土地込みで4000万円から?
この点、大手住宅メーカーは全国に拠点を持ち、高品質な住宅を提供しています。
確かに価格は比較的高めではありますが、多くの実績があるだけに、初めて住宅を購入する身には心強い存在です。
それでは、姫路の住宅地の相場はどうでしょうか。
仮に国土交通省が「4人家族が快適に過ごせる目安」として示している延べ床面積125平方メートルの住宅を、建蔽率50%の地域に建てるなら、必要な土地の大きさは約125平方メートル(37坪ほど)。
この広さの土地を2021年現在、姫路で購入すると1600万円ぐらいが平均とされています。
あくまで「平均値」ではありますが、建物代と単純に足し算すれば、住宅の予算は2000万円台前半からで、地域の工務店の上級クラス、全国規模の大手メーカーに注文住宅頼むと、4000万円程度から、といったところになるようです。